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厚生年金加入のメリット・デメリット

年金相談のなかでよくご質問を受けるのが、現在パートタイムで働いているが会社が今度厚生年金に加入させてくれると言っているがどうすべきかとのご相談があります。
厚生年金に加入した場合と国民年金に引き続き加入した場合の違いについて簡単にご説明してみたいと思います。

厚生年金加入条件として、厚生年金の適用事業所にて週30時間以上の労働時間が必要となります。週20時間以上30時間未満の場合、雇用保険には加入できますが、厚生年金には加入しないことになります。そして厚生年金に加入する場合、健康保険にも同時に加入することになるのです。


ここで問題になるのが、現在配偶者の健康保険の扶養家族になっている場合です。ご自分が厚生年金に加入されると、配偶者の扶養家族から外れ、自分自身で健康保険に加入することになり保険料の負担が発生するのです。さらに、厚生年金の保険料も給与から引き落とされますので社会保険料分収入が減少することになります。

では、やはり厚生年金に加入しないほうがいいのかというと、そうではないのです。
厚生年金に加入された場合、20歳~60歳までの間は、国民年金にも同時に加入したことになり将来受け取る国民年金と厚生年金が増加します。
さらに、障害年金制度においても国民年金加入期間は障害基礎年金のみの支給ですが、厚生年金加入期間中に障害になった場合、2級以上に該当すれば障害基礎年金+障害厚生年金の支給が受けられます。

さらに、ケガや病気で働けなくなった場合、健康保険からも傷病手当金の支給も受けられます。

厚生年金制度と健康保険制度は、ケガや病気をした場合のセーフティーネットしての機能も担っており、将来の年受取年金が増えるだけでなく、年金受給開始年齢までにケガや病気をされた場合の補償がついてくるのです

単純に費用負担だけを考えて決めるのではなく、厚生年金制度に加入することで得られる各種メリットを考慮したうえで判断されることが重要なのです。

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